J. of Taroten

書評　月刊コア(給排水・衛生・環境設備の総合誌)(C6面：書評 2018.10.18初稿，2021.5.19訂補)

10月号は島﨑 大 さんが登場

　島﨑 大 さんは，国立保健医療科学院(阿賀野川のピラジン臭の件に関する要望を同院より受付けました)に所属する研究者で，たろてんから見て，東大時代の研究室の後輩にあたります。そのインタビュー記事が月刊コア(給排水・衛生。環境設備の総合誌)2018年10月号に書かれていました。それによれば，東大・都市工・環境衛生工学コースに島﨑さんが進学した理由として，東大受験用の赤本で浦瀬太郎さん(現 東京工科大学教授)の書いた文章を読んだのがきっかけと答えていました。島﨑さんが進学した1990年ごろを思い返すと，地球温暖化問題など環境への世間の盛り上りが，分野人気を後押しをした面があったでしょうが，こういう赤本のような媒体でしっかり宣伝してくれたりする人の存在も 分野の盛り上がりに寄与していた ことがわかります。

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コラムの話題は「女のウソ」

　この「月刊コア」へは，お金を払っていないので，多分，有村源介さんが好意で(無料で)送っていただいているのだと，たろてんは理解しています。この雑誌の内容は，国の施策，予算，統計資料など転載記事が主で，独自記事としては，前述のインタビューと，ほかにコラムが3本程度。そのコラムのうち，1本の話題が「夜の女のウソ」。たろてんは，「横にいたらキャバクラ，前ならガールズバー」と学生からレクチャーを受けてしまう程度の知識しかないので，そこで書かれている「夜の女のうそ」の記事の価値を判断できないが，ちょっと，時代錯誤なにおいがしました。そして，次の記事が，「幕末から明治の浮世絵師の展覧会」とくるので，ちょっと，食べ合わせで胃が痛くなりそうな記事配列です。

短大設立計画の記事が「コア」に(2021.5.19訂補)

　この「月刊コア」の最近の連載記事(2021年4月号，同 5月号)として，千葉の銚子で寄附を元手に介護系の短大を2023年4月に設立し，ゆくゆくは大学に昇格させたい，という記事が掲載されています。「本来ならば，高等学校は進路の開拓のために大学からのアプローチに積極的に応じるはずだが，新型コロナウイルス感染症の影響で，ウェブ広報に頼らざるを得ず，その アクセス数やアクセス元の解析 によれば，開学時に定員を充足できる見込み」という。 定員を充足できていない大学のある銚子 において，この程度の認識で本当に大丈夫か，本学の事務職員を経営指導に派遣したくなりました。
　一方，「月刊コア」とは別件だが，高等学校側からの大学へのアプローチとして，最近，たろてんの勤務先の大学に，超高偏差値高校(渋渋)からアプローチがあったようで，どういう用件かも知らないが，講演依頼でもしてきたのでしょうか。たろてんの経験としては，渋渋での講演はお得だと思います。