研究室旅行の企画あれこれ，たろてんの独り言，J. of Taroten

宿泊か日帰りか

　研究室の親睦を深めるために年1回ほど旅行を計画されている先生方も多いはず。当方の研究室だと，2012年，2014年，2015年は宿泊を伴う形で実施されました。

　2012年は軽井沢プリンスでスキー。立川ー小諸というとてもニッチな路線バスがあって，往路はみんなでその路線バスで行きました。宿は軽井沢プリンスホテルのコテージを8人で使用するもので，ツイン×4部屋が一つのコテージに収まって真ん中にテーブルのある部屋で，スキーのリフトやレンタルを含めると少々値段が高いのを除くと，合宿としてのは良かったと思います。そして，2013年は，日帰りスタイルとなり富士急ハイランドでした。

最近は近場へ，目的も発表練習へ転換

　そして，2014年はいろいろ企画が揺れた末に，「八王子，合宿」のキーワードで検索してでてきた八王子の恩方という山の中にある八王子観光協会が運営している「おおるりの家」というところで合宿を行いました。時期も卒論審査などがすべて終わってからというスタイルをやめ，卒論の提出から審査発表会の間の期間に合宿を開催し，合宿でプレゼンテーションの練習をするという企画に変わりました。(2018も類似企画)

近場路線は交通費ゼロへ進化

　2015年は近場路線を一層先鋭化することに。つまり，大学から歩いていけるリゾートというコンセプトで，ロテンガーデンという大学から徒歩20分の温泉に併設されたラクシオインというホテルで合宿が実施されました。2015年も合宿で卒論審査発表会のプレゼンテーションの練習をするという企画を踏襲しました。写真の備え付けの大型テレビ(HDMI入力端子付き)がけっこう役に立ちました。ロテンガーデンの脱衣所でゲロを吐いたものが2名もいたのは予想外でしたが，幸い，ロテンガーデンから出入り禁止とは言われていないです。

東大時代は院生合宿と呼んでいた

　思い出してみるに，学部～大学院～助手時代を過ごした東大都市工では，研究室単位という旅行はなかったように記憶しているが，衛生工学系の研究室合同(昔の3講座相当の規模)で院生合宿なるものが毎夏企画されていました。いま覚えている行先を列挙すると，

(1) 那須方面(多分，板室温泉に泊まり，翌日，南ヶ丘牧場へ行った)
(2) 九十九里浜白子海岸(宿付近の店でSex Waxというのが売っていて，これは気持ちよくなるものに違いないと言って何個も買った人がいたが，実は単にサーフボードに塗るためのロウだった，というエピソード)
(3) 草津温泉方面(東北大から大学院に来た学生の車で渋川から中之条方面へ走った国道の風景を覚えている)
(4) 秩父方面(秩父駅から小鹿野方面のバスに乗った)
(5) 下久保ダム方面(八高線の児玉からタクシーで息子を連れていった。山手線ゲームが延々つづけられた)

単なる旅行ではなく，テーマを決めて本を読んだりして勉強会もしていたように思う。

東京工業大学時代のはじまりは箱根

　その後の東京工業大学時代を振り返ると，水工水理学・環境系というまとまりで行われていた合同の輪講も縮小傾向で，だんだん，緑ヶ丘キャンパスにかたまっていた研究室が次第に各地に分散する時期だったため，旅行などの行事も教員の親睦旅行が箱根や石和で開催された年があったが，学生を含む旅行は研究室合同という感じはなくて，浦瀬研単独で箱根旅行が企画されました。その時の写真が残っています。ナイジェリアから留学生を迎えて，「日本と言えば温泉，温泉と言えば箱根」くらいの意図で場所が選定されたのだと考えられます。大平台の旅館に泊まって翌日芦ノ湖方面へ登っているような記憶です。

スキーと温泉の組み合わせは王道ではあります

　その後も東工大時代は単独研究室での企画が続き，草津スキーという年もありました。往復在来線の特急で行くJRのパック商品だったと思います。到着日は，草津スキー場の上の方(清水沢，振子沢)が天候不良で閉じていたため，運行していた数少ないリフトは混雑していて，なかなか滑れなかった記憶です。ナイジェリア人にとってもスキーは初体験。翌日は快晴だったのですが，たろてんは何か用事があったのか，スキーはせずに帰ってきました。

福島第一原発が健全だった頃

　品川プリンスホテルの上階のレストランで食事とか，そういう感じのイベントにしたこともありますが，日帰り旅行で思いで深いのは，未来を予言するかのように実施された福島第一原発(事故前)です（詳細はこちら　→　福島第一原子力発電所に行ってきました）。その後，こんなことになるなんて，て感じです。

ということで行先にあんまりポリシーはないですが，何かやった方がよいとは感じています。