J. of Taroten

新事実はパソコンの前で発見されるんじゃない。実験室で発見されるのだ！ (C5面：近況，2004.9.21)

レインボーブリッジの封鎖のみに注目してはならない踊る大捜査線

　連休はうちの奥さんと「踊る大捜査線MOVIE2」を見た。お台場が舞台で，土木ファンにはレインボーブリッジの封鎖など見ごたえのあるシーンが多くあるが，下水道ファンとしては，犯人逃走の際に「下水道・・・」と書かれていた書類上で逃走経路を検討していたシーンを見逃してはならない。その後の逃走シーンのシールドトンネルは，その勾配や断面などから見て，工事中の下水道管渠である可能性がある。さらに，その逃走追跡シーンの途中がおそらく 東京都下水道局有明処理場 でロケされているように見える。下水道局内でいわゆる「カラオケ(空桶)」といわれる有明処理場内の供用されていない部分でロケされたように見えるが，事情をご存知の方ご連絡ください。さらに，衛生工学ファンとしては，中央防波堤処分場 で撮影された部分も見逃せない。

　ということで，「事件は会議室で起きているんじゃない。現場で起きているんだ」がこのシリーズの有名なキャッチフレーズだが，ひとこと言わせてもらおう。

「新事実はパソコンの前で発見されるんじゃない。実験室で発見されるのだ！」

　ただし，新事実の検証にはパソコンは必要である。