J. of Taroten

低山だと侮れない上野原/矢野根峠方面 (C1面：旅行・出張，2022.5.2)

足元が悪かった

　ぷらっと，低山ハイキングに出かけてみました。目的地が秋山温泉だったこともあり，中央線上野原駅で下車。どこへ行ってもよかったが，相模湖を渡り，相模湖右岸の山にとりつく。①で沢沿いに進もうとしたが，地理院地図にも記載のある沢底の道は藪が深く断念し，現在の登山道に従い地図上の斜面のトラバース道へ入り②を目指す。オリエンテーリング 用のスパイクシューズなら何のことはないが，もともと登山を予定していなかったため，足元装備が悪く，急な片斜面に片足分の幅で切られた滑りやすいトラバース道では苦戦を強いられた。

　地図の出典：国土地理院図　→

ゴルフ場建設で登山道が付け替えられた

　鶴島御前山へのピークをT字路②で分岐する。ここを経由することで高柄山へ行く縦走路としては余計な登りが100 mほど生じてしまうが，これは，ゴルフ場建設で登山道が付け替えられたためである。下山後に調べたところ，かつては，①からゴルフ場内に描かれた水系に沿ったような経路で旧矢野根峠⑤へ登山道がついていたようだ。登山道が付け替えられた部分は，旧来の登山道に比較して道が無理なところについており，概して，急登や急降下，急な片斜面のトラバースなど歩きにくいところが多かった。③からゴルフ場のフェンス沿いを登り返して新矢野根峠へ登った。

登山道を離れて新矢野根峠から旧矢野根峠へ

　新矢野根峠④からは，登山道を離れ，地理院地図の破線に沿って，南東の尾根へ入り，かつての高柄山登山道を逆行した。地理院地図では破線だが，ほとんど踏跡が消失していた。尾根をたんねんにたどり旧矢野根峠⑤へ到着。ここかからは地理院地図に記載の破線をたどっで，下山にかかったが，⑥のところでかすかな踏跡を見失ってしまい，道のない尾根を下った。これが急斜面のかなり危険な尾根だった。沢底の林道がまだ現存しているか心配だったが，⑦からの林道自体はまだ機能しており，ひと安心。新秋山トンネルを横目に旧トンネルを経て，秋山温泉(pH = 10)に到着。低山なのに意外にハードでした。


新矢野根峠からの南東尾根。踏跡がない。

ところどころにワイヤーロープやトラロープ。



旧矢野根峠を越える峠道。ほぼ廃道。

⑥付近。踏跡がかすかにある。



⑦谷底の林道は現役です

秋山トンネルの旧道