企業にいた研究者であれば,論文検索の前に特許検索というのは当たり前なのであろうが,どうも,学者は,そういうことに疎いです。そもそも,特許のしくみもわからないです。概略,特許を出願して,2年ほどたつと,その内容が公開される(特許庁のデータベースで検索可能)。審査を請求すると,審査を経て特許となる。審査を請求しないと,意味がないようだが,同じ内容で他者が特許を出せなくなるので,いくぶん意味があるとこういうことらしいです。
水処理に膜分離を使うというテーマで何が特許になっているのかをここ3年ほどで特許庁のウェブサイトで検索してみた。データーベース収録件数も多く,すべてを網羅して拾い上げられていない(たろてんがそれほど時間をかけて検索したわけではないということに加えて,特許の新規性確保のために「逆浸透」「水処理」などの検索に用いた用語をわざと用いない出願があり得るためなどの事情がある)のと,出願から特許成立まではタイムラグがあるので,今日の研究開発動向を表しているとは必ずしも言えないが,ある程度の参考にはなるだろう。逆浸透やナノろ過などの溶質分離ものと,精密ろ過などの濁質分離ものに分けて,以下に示します。
出願者は,東レ,日東電工,東洋紡,ダイセルなどの膜メーカーとオルガノ,荏原製作所などの水処理メーカー,東芝,三菱重工業,日立造船,神鋼環境ソリューションなどのプラントメーカーで,中身は,膜や膜モジュールそのものの改良,膜の運転方法(目詰まり抑止),水質的には,ホウ素やフッ素の除去などが商売になっているようです。
特許番号 |
特許の名称 |
主たる出願者 |
具体的内容 |
特許3611795 |
ポリアミド系逆浸透複合膜及びその製造方法 |
サエハン インダストリーズ インコーポレーション |
ポリアミド系逆浸透複合膜の製造方法 |
特許3615918 |
逆浸透膜モジュールの洗浄方法及び装置 |
三菱重工業株式会社 |
逆浸透膜モジュールの洗浄方法及び装置 |
特許3621208 |
長尺物の収納装置 |
ダイセル化学工業株式会社 |
長尺物の収納装置 |
特許3622407 |
水処理方法 |
栗田工業株式会社 |
フッ化物イオン及びカルシウムイオンを含有する水を処理するカチオン交換樹脂と逆浸透膜分離処理を組み合わせた方法 |
特許3636024 |
船舶の飲料水製造装置 |
株式会社石垣 |
船舶の飲料水を逆浸透法で製造する |
特許3641854 |
逆浸透膜分離方法および逆浸透膜分離装置 |
東レ株式会社 |
逆浸透膜プロセスで濃縮液中の酸化剤濃度あるいは還元剤濃度を測定することを特徴とする運転方法。 |
特許3646362 |
半透膜およびその製造方法 |
東レ株式会社 |
ポリアミド系逆浸透膜の製造方法 |
特許3646900 |
硼素含有水の処理装置及び方法 |
オルガノ株式会社 |
逆浸透した後,ホウ素の除去を吸着によって行う水処理方法 |
特許3647620 |
高透過性複合逆浸透膜の処理方法及び高透過性複合逆浸透膜 |
日東電工株式会社 |
過酸化水素水で処理した逆浸透膜 |
特許3654602 |
染色排水の濃縮再生方法及び該装置 |
小山 剛 |
染色排水を、限外ろ過して染色排水を濃縮することを特徴とする染色排水の濃縮再生方法。 |
特許3664835 |
スパイラル型膜エレメントによる前処理システムおよび前処理方法 |
日東電工株式会社 |
スパイラル型膜エレメントによる前処理システム |
特許3665692 |
乾燥複合逆浸透膜の製造方法 |
日東電工株式会社 |
乾燥複合逆浸透膜の製造方法 |
特許3698093 |
水処理方法および水処理装置 |
東レ株式会社 |
回収率の高い逆浸透装置 |
特許3716286 |
有機廃棄物及び有機廃水の再資源化システム |
独立行政法人 宇宙航空研究開発機構 |
有機物の一連の循環改質システムで逆浸透処理を含むもの |
特許3759055 |
有機性廃水処理装置および方法 |
三菱重工業株式会社 |
メタン発酵,酸化,硝酸・亜硝酸の逆浸透による阻止を組み合わせた廃水処理方法 |
特許3773187 |
脱塩排水の処理方法及び装置 |
オルガノ株式会社 |
逆浸透と電気透析の組み合わせによる脱塩処理 |
特許3789619 |
超純水製造装置 |
オルガノ株式会社 |
逆浸透膜装置とオゾンによる有機物酸化装置との組み合わせの装置 |
特許3800449 |
高濃度の塩類を含有する有機性廃水の処理方法及び装置 |
株式会社荏原製作所 |
カルシウム除去,何らかの前処理,逆浸透,電気透析を組み合わせた高塩高有機物廃水の処理 |
特許3821749 |
酢酸セルロース系半透膜 |
ダイセル化学工業株式会社 |
酢酸セルロース系膜 |
特許3826289 |
淡水化方法 |
日立造船株式会社 |
井戸水に海水を混合して逆浸透膜処理する方法 |
特許3849263 |
複合半透膜及びその製造方法 |
東レ株式会社 |
ポリアミド系逆浸透膜の製造方法 |
特許3859151 |
分離膜モジュール、分離膜装置及び分離膜装置の運転方法 |
オルガノ株式会社 |
スパイラル型膜エレメントを連結したモジュール容器 |
特許3860510 |
耐汚染性に優れた選択的分離膜製造方法 |
サエハン インダストリーズ インコーポレーション |
ポリアミド層のさらに上に親水化剤をコートした逆浸透膜 |
特許3862184 |
複合逆浸透膜の製造方法 |
日東電工株式会社 |
トリアルキルアミンなどを製造過程で用いる複合逆浸透膜の製造方法 |
特許3874542 |
スパイラル型膜エレメント |
日東電工株式会社 |
スパイラル膜エレメント |
特許3884407 |
フッ素含有水の処理方法および装置 |
株式会社東芝 |
フッ素を含有する被処理水をイオン交換法・逆浸透法で処理する方法 |
特許3899788 |
海水取水システムおよび海水取水方法 |
株式会社大林組 |
海の砂層内に集水管を埋設して取水する方法 |
特許3900455 |
逆浸透膜装置とその運転方法、造水方法および制御装置 |
東レ株式会社 |
濃度分極モデルに基づく性能予測手法 |
特許3909793 |
高濃度の塩類を含有する有機性廃水の処理方法及びその装置 |
株式会社荏原製作所 |
軟化,生物処理,逆浸透,電気透析などを組み合わせた高濃度塩類を含有する有機性廃液の処理システム |
特許3957080 |
飲料水製造用水処理システム及びその運転方法 |
株式会社神鋼環境ソリューション |
2段の逆浸透を有する災害時などに使用可能な小型の飲料水製造装置 |
特許3957081 |
飲料水製造用水処理システム及びその運転方法 |
株式会社神鋼環境ソリューション |
2段の逆浸透と除濁を有する災害時などに使用可能な小型の飲料水製造装置 |
特許3963304 |
逆浸透分離方法 |
東レ株式会社 |
2段の逆浸透膜プロセスの運転方式 |
特許3967955 |
シリコーン含有耐有機溶媒性ポリアミドナノ複合膜およびその製造方法 |
コリア リサーチ インスティチュート オブ ケミカル テクノロジー |
多孔性支持体の表面に、シリコーンとポリアミドがブレンドされたスキン層が形成されていることを特徴とする耐有機溶媒性ポリアミドナノ複合膜 |
特許3985387 |
複合半透膜の製造方法 |
東レ株式会社 |
ポリアミド系逆浸透膜の製造方法 |
特許3995704 |
飲料水製造用水処理システム及びその運転方法 |
株式会社神鋼環境ソリューション |
2段の逆浸透と除濁を有する災害時などに使用可能な小型の飲料水製造装置 |
特許3999829 |
逆浸透分離装置 |
東レ株式会社 |
逆浸透における残圧力エネルギー回収装置 |
特許4010494 |
複合半透膜の製造方法 |
日東電工株式会社 |
アクリレート系化合物による逆浸透膜 |
特許4031789 |
高濃度ミネラル液の製造方法およびその製造装置 |
高知県 |
電気透析および逆浸透による高濃度ミネラル液の製造方法 |
特許4053805 |
機能水、その製造方法及び製造装置 |
シルトロニック・ジャパン株式会社 |
電気分解により酸素フッ化化合物を含有する機能水を製造することを特徴とする機能水の製造方法 |
特許4058657 |
選択透過性膜モジュールのリーク検査方法 |
東洋紡績株式会社 |
蛍光染料による膜のリーク箇所の確認方法 |
特許4066098 |
海水の淡水化方法 |
日東電工株式会社 |
2段の逆浸透法によるホウ素の除去 |
特許4070009 |
複合半透膜およびその製造方法 |
日東電工株式会社 |
ジアクリレート系化合物で表面に凹凸を有する逆浸透膜 |
特許4071364 |
逆浸透膜分離装置の前処理装置 |
株式会社西原環境テクノロジー |
カルシウムを晶析させた後に逆浸透する方法 |
特許4073072 |
膜法による原水の脱塩方法および脱塩設備 |
AGCエンジニアリング株式会社 |
原水にオゾンガスを微細気泡として混入し逆浸透する方法 |
特許4084735 |
海洋深層水の海水淡水化装置 |
株式会社浅川自然食品工業 |
海洋深層水を逆浸透法で脱塩処理する方法 |
特許4088788 |
飲料水及びその製造方法 |
株式会社伊豆深層水 |
海洋深層水を逆浸透法で脱塩処理して殺菌する方法 |
特許4092649 |
海水の淡水化装置 |
清水建設株式会社 |
海面に浮体構造物として建設される淡水化装置 |
特許4107724 |
スパイラル型膜エレメント |
日東電工株式会社 |
透過液流路に特徴を有する逆浸透スパイラルモジュール |
特許4113568 |
飲料水製造用水処理システム及びその運転方法 |
株式会社神鋼環境ソリューション |
2段の逆浸透と除濁を有する災害時などに使用可能な小型の飲料水製造装置 |
特許4164730 |
選択分離膜 |
東洋紡績株式会社 |
ポリアクリロニトリル系共重合体、ポリメチルメタクリレート、エチレンビニルアルコール共重合体から選ばれるポリマーからなる中空糸膜 |
特許4164774 |
選択分離膜の製造方法 |
東洋紡績株式会社 |
ポリアクリロニトリル系共重合体、ポリメチルメタクリレート、エチレンビニルアルコール共重合体から選ばれるポリマーからなる中空糸膜 |
特許4166464 |
海水淡水化装置付き浸透圧発電システム |
国立大学法人東京工業大学 |
逆浸透による淡水化と正浸透による発電の組み合わせ |
特許4166890 |
風力発電機による海水淡水化装置の運転装置および海水淡水化方法 |
株式会社日立エンジニアリング・アンド・サービス |
今後の風速の予想を行い、蓄電池の充放電動作を指令することを特徴とする風力発電機による海水淡水化装置 |
特許4171440 |
廃水処理装置およびそれを用いた廃水処理方法 |
株式会社神戸製鋼所 |
電気分解による前処理と難分解性COD成分を高効率で除去する膜分離の組み合わせ |
特許4172394 |
造水方法および造水装置 |
東レ株式会社 |
ホウ素の除去技術 |
特許4176846 |
高透過性複合逆浸透膜の製造方法 |
日東電工株式会社 |
ポリアミド系逆浸透膜の製造方法 |
特許4180019 |
逆浸透膜の洗浄方法およびこの方法を用いた廃水回収方法 |
華邦電子有限公司 |
工場廃水の処理に用いる逆浸透膜の効果的洗浄方法 |
特許4187316 |
逆浸透膜分離装置および逆浸透膜分離方法 |
東レ株式会社 |
逆浸透膜分離装置および逆浸透膜分離方法 |
特許4201433 |
スパイラル型膜モジュールの製造方法 |
日東電工株式会社 |
スパイラル膜モジュールを効率的にn個同時に作成する方法 |
特許4213789 |
液体分離膜の製造方法 |
日東電工株式会社 |
架橋ポリアミド系スキン層を有する膜に対して、界面活性剤の水溶液を接触させスキン層形成における未反応残存物を除去することを特徴とする膜の製造方法。 |
出願者は,三菱レイヨン,東レ,クボタ,日立プラントなどの膜分離活性汚泥法を扱っている会社が多く,中身は,膜モジュールの配置,膜の運転方法(目詰まり抑止)などが商売になっているようです。
特許番号 |
特許の名称 |
主たる出願者 |
具体的内容 |
特許3608353 |
膜モジュール及びこれを用いた水処理装置 |
日立プラント建設株式会社 |
スパイラル型膜エレメント |
特許3615820 |
膜モジュール |
三菱レイヨン株式会社 |
中空糸膜モジュール。 |
特許3628035 |
耐オゾン性膜モジュール |
旭化成ケミカルズ株式会社 |
耐オゾン性膜モジュール |
特許3633704 |
廃水の膜分離生物処理方法 |
三菱レイヨン・エンジニアリング株式会社 |
重層する中空糸膜の繊維軸が約90°のねじれ角の位置関係になるように配設することを特徴とする膜分離生物処理方法。 |
特許3635934 |
浄水装置の洗浄方法 |
松下電工株式会社 |
分離膜式浄水カートリッジ内に洗浄剤を投入する方法 |
特許3641950 |
回転平膜装置 |
日立プラント建設株式会社 |
回転平膜を有する膜分離槽でスポンジ状部材を投入するための機構 |
特許3645814 |
浸漬型薄膜モジュール用循環曝気システム |
ゼノン、エンバイロンメンタル、インコーポレーテッド |
曝気風量を周期的に変化させて運転する方法 |
特許3659833 |
多段積み浸漬型膜分離装置の運転方法 |
株式会社クボタ |
上段の膜カートリッジほど透過流束を大きくして運転することを特徴とする多段積み浸漬型膜分離装置の運転方法 |
特許3666058 |
廃水処理装置及びその運転方法 |
東陶機器株式会社 |
生物処理槽内へのリン除去剤の添加を曝気を停止している間に行うことを特徴とする廃水処理装置 |
特許3667131 |
浸漬型膜分離装置 |
株式会社クボタ |
浸漬型膜分離装置であって、複数の膜ケースユニットを上下に多段に配置する形式 |
特許3669501 |
ダイオキシン類の除去方法及び装置 |
日立プラント建設株式会社内 |
ダイオキシンを高濃度汚泥に接触させて膜分離することによって除去する方法 |
特許3671473 |
浸漬型膜分離装置 |
栗田工業株式会社 |
処理槽の上部に設けられた気液分離部を特徴とし処理槽に返送する液に空気を供給するエゼクターとからなることを特徴とする浸漬型膜分離装置。 |
特許3678594 |
膜カートリッジの製造方法および再生方法 |
株式会社クボタ |
浸漬平膜の膜の固定法および剥離法 |
特許3694536 |
膜モジュール |
三菱レイヨン株式会社 |
中空糸膜のインターファイバークロッギングを防止するための平膜デプスフィルターで完全に覆われていることを特徴とする膜モジュール |
特許3724412 |
中空糸膜の製造方法および中空糸膜モジュール |
東レ株式会社 |
ポリフッ化ビニリデン系樹脂,親水性多孔化剤を含有する中空糸膜の製造方法 |
特許3735883 |
膜分離装置及び膜モジュールの洗浄方法 |
栗田工業株式会社 |
膜モジュールの酸及びアルカリによる逐次洗浄 |
特許3744425 |
膜分離廃水処理装置 |
日立プラント建設株式会社 |
膜分離活性汚泥装置において特徴のある散気方法 |
特許3754977 |
排水処理装置及びその運転方法 |
前澤工業株式会社 |
オーバーフロー堰で第一処理槽と第二処理槽に仕切られた膜分離活性汚泥装置 |
特許3760176 |
超深層曝気廃水処理装置 |
西 舜司 |
超深層曝気廃水処理装置の後処理に膜分離装置を設ける |
特許3763444 |
有機性汚水の処理方法 |
株式会社荏原製作所 |
オゾンガスをエジェクター方式で注入する有機性汚水の処理方法であって、浸漬型膜分離装置においてオゾンの有効利用をする。 |
特許3772028 |
嫌気性水処理装置 |
株式会社東芝 |
嫌気性グラニュールを分離する膜分離装置 |
特許3784294 |
浸漬型膜分離装置 |
株式会社クボタ |
平板状膜カートリッジ |
特許3784370 |
カチオン電着塗装における廃水の処理方法及び装置 |
旭化成ケミカルズ株式会社 |
カチオン電着塗装における廃水を膜分離で処理する装置 |
特許3795108 |
有機酸含有廃水の処理方法 |
日揮株式会社 |
有機酸含有廃水を中和・逆浸透・燃焼処理するシステム |
特許3815364 |
水処理方法 |
富士電機システムズ株式会社 |
オゾンによるマンガン・鉄の酸化を組み込んだ膜ろ過プロセス |
特許3815996 |
平板状膜カートリッジ |
株式会社クボタ |
剛性を有する濾板の表裏両面に濾過膜を周縁部で固着した平板状膜カートリッジ。 |
特許3832232 |
膜分離装置 |
株式会社日立プラントテクノロジー |
膜分離活性汚泥の反応槽にオゾンを注入するシステム |
特許3841735 |
ろ過膜の洗浄方法 |
磯村豊水機工株式会社 |
オゾン注入膜ろ過装置におけるオゾン注入量の制御方法 |
特許3866399 |
膜ろ過装置及びその運転方法 |
住友重機械工業株式会社 |
平膜状の膜エレメントを積層することによって形成された膜ユニットの底部に配設された筒状のスカート部を特徴とする膜分離装置 |
特許3867481 |
浸漬平膜分離装置 |
株式会社日立プラントテクノロジー |
散気誘導壁を特徴とする浸漬平膜分離装置 |
特許3894043 |
膜分離装置の運転方法 |
日立プラント建設株式会社 |
膜分離活性汚泥法の汚泥の引き抜き方法 |
特許3897419 |
中空糸膜モジュールを用いた濾過方法および濾過装置 |
三菱レイヨン株式会社 |
中空糸膜が水平方向に対して傾斜角をもつ特徴のある濾過装置。 |
特許3901771 |
廃水処理装置 |
三菱レイヨン株式会社 |
膜分離活性汚泥法で散気管と廃泥堆積部との間に、鉛直方向に多数の間隙を平行に設ける邪魔板を設置したことを特徴とする廃水処理装置。 |
特許3917380 |
難分解性物質を分解する微生物を用いた下排水処理方法 |
株式会社タクマ |
凝集分離を膜で行った後の下排水を特殊微生物で処理し,難分解性物質を分解処理することを特徴とする下排水処理方法。 |
特許3918304 |
中空糸膜処理装置 |
東レ株式会社 |
中空糸膜モジュールを、鉛直方向に対して傾けて配置することを特徴とした膜分離装置 |
特許3918312 |
中空糸膜モジュール及びその使用方法 |
東レ株式会社 |
中空糸膜の一方の端部が固定されておらず、各々独立した自由端でかつ開口していることを特徴とする中空糸膜モジュール |
特許3937620 |
膜分離装置および水の分離方法 |
東レ株式会社 |
膜分離活性汚泥法における散気構造 |
特許3955721 |
廃水処理装置 |
株式会社東芝 |
嫌気性処理,膜分離活性汚泥法による脱窒処理,熱回収,エネルギー回収を一体化したシステム |
特許3968589 |
菌体回収方法、装置及び馴養方法並びに廃水処理装置 |
株式会社日立プラントテクノロジー |
回転平膜装置により嫌気性アンモニア酸化細菌を前記回転平膜装置の膜面に捕捉する方法 |
特許3979114 |
濾過膜モジュールおよび造水方法 |
東レ株式会社 |
濾過膜エレメントの左右の外側端に突部が設けられ、該突部によりエレメントが位置規制される浸漬膜分離活性汚泥用モジュール。 |
特許3994455 |
多孔質高分子膜 |
株式会社ジーエス・ユアサコーポレーション |
光半導体粒子と樹脂材料とを含有し、親水化処理されたポリ塩化ビニル多孔質高分子膜 |
特許4002851 |
汚水処理装置 |
アタカ大機株式会社 |
膜分離活性汚泥法装置 |
特許4019277 |
漁港や魚市場等から発生する有機性廃水の処理方法及び処理装置 |
旭有機材工業株式会社 |
漁港や魚市場から発生する有機性廃水の泡沫分離/生物処理/膜分離による処理方法 |
特許4062585 |
膜分離廃水処理装置 |
株式会社日立プラントテクノロジー |
膜分離廃水処理装置において、被処理液を循環させる循環配管中に、夾雑物捕捉部を設け、その差圧をモニターするシステム |
特許4071173 |
ろ過膜モジュールの酸洗浄廃液の処理方法および処理設備 |
JFEエンジニアリング株式会社 |
ろ過膜の酸洗浄廃液を陰イオン交換膜で処理するシステム |
特許4107819 |
多段積み浸漬型膜分離装置 |
株式会社クボタ |
平板状膜カートリッジを膜面を鉛直方向にして膜ケースユニットを構成し、多段にした場合の散気装置その他の分離システム |
特許4124957 |
ろ過体の洗浄方法及び装置 |
株式会社荏原製作所 |
不織布等によるダイナミックろ過の際のフラックス回復方法 |
特許4129631 |
ウイルス分離用膜処理システム |
株式会社日立プラントテクノロジー |
膜の公称孔径よりも小さいウイルスを分離し,余剰汚泥の熱処理により不活化する方法 |
特許4135267 |
全量ろ過型膜分離装置の運転方法および全量ろ過型膜分離装置 |
東レ株式会社 |
膜の薬液洗浄時期を合理的に設定する方法 |
特許4140155 |
浸漬平膜分離装置 |
株式会社日立プラントテクノロジー |
目詰まりしにくくメンテナンスのしやすい浸漬平膜装置 |
特許4143453 |
膜分離活性汚泥処理装置 |
株式会社神鋼環境ソリューション |
膜モジュールと上段と下段の間で気泡回収装置を有する膜分離活性汚泥法装置 |
特許4146078 |
ニッケル、亜鉛含有排水あるいはスラッジからのニッケル、亜鉛の分離回収方法 |
新日本製鐵株式会社 |
pH調整を複数回行って沈殿を生成し,重金属を金属種ごとに回収し,その際膜を用いて沈殿を分離する方法 |
特許4151946 |
膜処理水の改質方法 |
メタウォーター株式会社 |
マンガン、鉄のイオン状金属成分を含有する原水を対象とした膜ろ過装置において、原水中の金属成分がろ過後に微小析出物を形成しない方法 |
特許4217281 |
浄化槽 |
三菱レイヨン株式会社 |
浄化槽の膜分離活性汚泥法に用いる中空糸分離膜ユニット |
上記の表で「具体的内容」の欄は,たろてんが勝手に書いたものなので,出願人さんの意図を正確に汲んでいない場合があります。目詰まり回避のための運転方法,大型モジュールの配置などの観点は,やはり実務でプラント運転の経験のある企業の研究領域という感じはあります。大学の研究は,その点,微量物質を含む水質,活性汚泥の微生物叢,膜の洗浄の基礎などが多く,少し毛色が違うようです。
Copyright © 2000-2023, Taroten. All rights reserved. J. of Taroten.